証(あかし)

治療はつらいけどいつも主とともに(K姉妹)

初めての抗がん剤

1月21日に、初めて抗がん剤の点滴を行い、もうすぐ2週間が経とうとしています。当日は、大きな問題もなく無事に終えることができホッとしました。しかし、翌日から次々と現れる症状(筋肉痛や関節痛、手足のしびれ、便秘、息切れなど)が、私にとって辛くて苦しいものとなりました。副作用があることは分かっていましたが、実際に体験するとその痛みや辛さは想像以上でした。退院後数日間は、家の事があまりできず、横になっていることも多くて、「自分の体が思うように動かない」「情けない、痛い、辛い」「もうやめたい」と夫には連日泣きごとを言い、気持ちも落ち込み気味でした。ですが、少しずつ副作用も和らいで、今は家の事などもできるようになってきたことを感謝いたします。
先日、久しぶりにピアノを弾き、賛美をした時に、涙があふれて止まらなくなりました。やさしいイエス様の愛が私を包んで満たしてくださり、心がなぐさめられました。その時私は、イエス様の大きな愛と共に、罪についても示されました。神様に自分の人生を明け渡しますと口では祈っていながら、「自分の思うようにならない」ことが次から次へと起こると、心の奥底では神様に文句や不平不満を言っている高慢な自分がいたことに気づかされ、悔い改めました。
元気な時には、考えなくてもできた当たり前のことができなくなって、あらためて、人生を導き拠り頼むお方は、神様ただひとりだということがとても良く分かりました。治療は辛く苦しいものですが、主は、このことを通して、自分で握ってしまっていた人生を主に明け渡し、ゆだねることを教えて下さっているのだと思います。
まだ、あと5回の抗がん剤治療が残っていますが、第2コリント12:9の「しかし、主は『私の恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである』と言われたのです。ですから、私はキリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。」このみことばを握って、共にいて下さる主を信頼し治療に臨んでいきたいと思います。引き続きお祈りをよろしくお願いいたします。
2020年2月       

改めて感じた賛美の力

2クール目の抗がん剤治療が終わり、2週間が経とうとしています。1回目の時と同様、いろいろな副作用がありましたが、次に何がくるか予測できたり、対処できた分、気持ち的に少し楽でした。ただ、身体の痛みに関しては、今回もとても辛かったです。きっと、何回やっても慣れるものではないように思います。 痛みは、長い時間続くと、人の「感情、思考、活動」に大きく影響すると言われています。私自身も、痛みが一番強い数日間は、鎮痛剤を飲んでも横になっていても痛みは治まらず、気持ちが落ち込み、マイナス思考になってしまいました。しかし、そんな弱い私をいつも主は共にいて助け、私が痛みに目を向けるのではなく、イエス様を見上げるようにと導いて下さいました。
痛みの中で、私はただただ「神様助けて下さい」としか祈れなかったのですが、第1テサロニケ5:16~18の「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。」このみ言葉が、ある時心に思い出されました。 痛くて辛い状況の中で、いつも喜び、祈り、すべてに感謝することなんて、私には無理だ、難しいと思いました。しかし、そんなことは神様はすべてご存知で、私が痛みに捕らわれるのではなく、イエス様を見上げ、イエス様にあっていつも喜び、祈り、感謝することを選び取っていく者となるようにと願っておられることを示されました。
最近、よく声に出して賛美をうたうのですが、賛美をすると、自然と心がイエス様に向き、主の喜びがあふれてくるのを感じます。賛美の中に主がおられ、主の喜びを味わうことができるのでおすすめです! 私が自分の力に頼るなら、いつも喜び、祈り、感謝することは到底不可能だと思います。しかし、聖霊様に助けていただくなら、主のみ言葉に従う者、主の御言葉に生きる者へと変えてくださると信じます。 まだまだ治療は続き、そのたびに落ち込むこともあると思いますが、どのような時にも共にいて下さる主に信頼し、イエス様を見上げて主の喜びに生きる者となっていきたいと願います。 全ての栄光を主にお返しし感謝の証とさせていただきます。
2020年2月

病との闘いは主と共に

ハレルヤ!主の御名をほめたたえます。
昨年12月に手術をして、すでに3か月以上が経過し、抗がん剤治療も3回目が終わり、ようやく折り返し地点まで来ました。ここまで守って下さった神様に感謝をすると同時に、背後に皆さんの祈りと支えがあったことを心から感謝いたします。正直なところ、やっと半分終わったという思いと、まだあと半分あるという思いがあり、複雑な心境ではありますが、これからも共にいて導いて下さる主に信頼し、感謝を忘れず治療に励んで行きたいと思っています。
3回目の抗がん剤治療も、副作用による体の痛みがとても辛く、今も手足のしびれと痛みは残っているのですが、不思議と元気で過ごせていることに感謝いたします。体が痛みで辛い時は、本当に心が折れそうになりますし、恐れや不安、弱さに押しつぶされそうな時も多々あります。でもそのような時に、神様は私を十字架のイエス様へと目を向けさせて下さいます。
イザヤ53:4~5「まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みをになった。だが、私たちは思った。彼は罰せられ、神に打たれ、苦しめられたのだと。しかし、彼は、私たちのそむきの罪のために刺し通され、私たちの咎のために砕かれた。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。」このみ言葉の通り、私は、イエス様が私の罪も病も痛みも恐れも、全部背負って十字架にかかって勝利して下さったことを信じます。罪の赦しを信仰によって受け取ったように、病の癒しをも信仰によって受け取ります。そのように宣言し祈ることで、病気に心が支配されるのではなく、神様の守りと平安が心を支配して下さることを体験させられています。 いろいろなことがありますが、どんな時にも主が共にいて下さるという信仰に立ち返らせて下さる神様は、本当に良いお方です。
次回の抗がん剤治療は、15日になります。引き続きお祈りいただければ幸いです。私も天塚教会とみなさんのためにお祈りしています。全ての栄光を主にお返しお証とさせていただきます。
2020年4月

治療の選択も神様の導き

ハレルヤ!主の御名をほめたたえます。今日まで沢山の方の祈りに支えられ、主の守りと導きの中で生かされていることを感謝いたします。もうすぐ、5回目の抗がん剤治療が始まりますが、その前に4回目の抗がん剤治療を振り返りたいと思います。大きな変化が2つありました。
1つ目は、CVポートを入れたことです。もともと、私の腕の血管は良く出る方だと思うのですが、3回の抗がん剤治療で徐々に血管が見えにくくなってしまい、点滴に慣れた医師でも難しく何度も刺し直しを要するまでになってしまいました。また、薬剤の影響で血管痛が出るようになると、抗がん剤が漏れたのではないかと不安や心配がつきまとうようになりました。抗がん剤は、漏れると重篤な皮膚障害を起こす危険があります。そんな状況でしたので、主治医から、4回目の抗がん剤治療前に、CVポートを入れるのを進められた時には、迷いなく入れることを決めました。CVポートを鎖骨下に入れる手術は、局所麻酔でとても怖かったですが、点滴中の血管痛や漏れの心配も減り、心配が解消され感謝でした。
2つ目は、2種類の抗がん剤の内、1種類を変更したことです。3回目までの抗がん剤治療の副作用として、手足のしびれと痛みが続いていたのですが、回を重ねるごとに強くなっていました。そのため、主治医から薬剤を変更することが提案されました。これに関しては、薬剤を変えることでまた違う副作用が出るのではないかという恐れもありましたが、副作用の恐れよりも変更することへの期待の方が勝り決断することができました。4回目は、薬剤変更による副作用の出方を観察するため、入院をして行いました。副作用で一番大きく違ったことは、3日間程続く電流が走るような体の痛みが軽くなったことです。それまでの痛みの強さが10だとすると、3くらいまでに減りました。これは本当に大きなことで、抗がん剤治療後の生活がとても過ごしやすくなりました。主の恵みに感謝します。手足のしびれと痛みに関しては、良くなってはいないのですが、治療が終われば徐々に改善してくるという主治医の言葉に期待し、日々主に癒しを祈りつつ過ごしています。
今回の事もそうですが、ここに至るまで、何度も決断や選択を迫られることがありました。病院、手術、治療、薬など、そのすべてにおいて、その時は自分で決断し選択してきたように思っていました。しかし、今日までを振り返ると、神様がいつも最善へと導いて下さっていたことに気づかされます。病気になったことは私にとって辛いことでしたが、それ以上に神様の恵みや導き、感謝に気づくことができたことは私にとって幸いです。これからも主に信頼して一日一日を感謝と喜びをもって歩んで行きたいと願います。
「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。」詩篇37:5
2020年5月

恐れない。主と共にいるから。

ハレルヤ!主の御名をほめたたえます。いつも私の癒しを祈り支えて下さっていることを感謝致します。
6月11日で、手術をして半年が経ちました。また、抗がん剤治療も残すところあと1回となりました。術後、大きな問題や後遺症もなく経過し、今は抗がん剤の副作用はありますが元気で過ごせていることに感謝致します。過ぎてみると本当にあっという間に感じます。ここまで主が共にいて導いて下さったことに感謝致します。
1回目の抗がん剤治療の時に、副作用が本当に辛くて、「自分の思うようにならない」ことが次から次へと起きて、自分の頑張りではどうすることも出来ない状況に追い込まれた時がありました。そのような中で私が神様から教えられたことは、握りしめていた手を開いて全てを主にゆだねることでした。副作用の痛みや辛さを含め、自分自身を全て主にゆだねることが出来た時、本当に気持ちが楽になって重荷がなくなり、平安と喜びがあふれてきたのを覚えています。とは言っても、私も弱く不完全な者であるので、時々「恐れ」「不安」が心を占めてしまうことがあります。副作用からくる痛みに対する恐れ、手足のしびれはいつになったら治るだろうかという不安、点滴の際は失敗されないだろうかという不安、抗がん剤により白血球数が下がっているので感染症やコロナウイルスにかからないだろうかという不安、癌の転移や再発の恐れ、また前のように仕事復帰できるだろうかという不安・・・など様々です。恐れや不安が心を支配してしまうと、気持ちも落ち込むし平安がありません。そのような時、私の助けとなったのは主のみ言葉であり、祈りです。
申命記31:6「強くあれ。雄々しくあれ。彼らを恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主ご自身があなたとともに進まれるからだ。主はあなたを見放さず、あなたを見捨てない。」
このみ言葉にあるように、どのような中にあっても主が私と共にいて、「恐れてはならない、主ご自身が共に進まれる、あなたを見放さない」と約束して下さっているから感謝です。「主が共にいる」これほどに心強いことはありません。神様はみ言葉の力をもって、私の中にある恐れや不安を締め出し、主が共にいて下さることを何度も何度も再確認させて下さっています。自分の頑張りで病や困難と闘うのは本当に辛いし苦しいと思います。しかし、弱い私も情けない私も、丸ごと受け入れて下さる神様の大きな愛を知って、勝利して下さる主に信頼し、重荷をゆだねるならば、困難や病の中にあっても感謝と喜びの生活へと変えられていくと信じます。これからも、共にいて下さる主に感謝し、ゆるがないみ言葉の土台にしっかりと立つ者へと成長して行きたいと願います。全ての栄光を主にお返しお証とさせていただきます。
2020年6月

治療完了!備えてくださる主

ハレルヤ!主の御名をほめたたえ賛美致します。
1月から始まった抗がん剤治療が、先月無事に終了しました。みなさんのお祈りを心から感謝致します。抗がん剤治療によって白血球数が下がってしまうため、新型コロナウイルスの感染が拡大する中での通院には、不安を覚えることもありました。しかし、治療の中断や延期もなく、全ての行程を主が守り、導いて下さったことに感謝致します。 先日、いつも祈って下さっている出身教会の牧師に、全ての治療が終了したことをメールで報告したところ、早速返信がありました。メールの一文に「多くの祈り手を、主はあらかじめ備えておられましたね。」と書いてあり、ハッとさせられました。
以前の証にも書きましたが、抗がん剤治療の副作用は、思っていた以上に辛く、祈りよりも、神様に何度も弱音を吐き、こんなに辛いならもうやめたい、耐えられないと文句ばかり言ってしまうことがありました。そんな私のために、見えないところで多くの方が癒しを祈り、支えて下さっていたことをあらためて教えられ、祈り手を備えて下さった主の愛と憐れみの大きさを深く知ることができました。 また、癌治療で必要な全てを主は備えていて下さいました。1つ目は、病院についてです。最初、今とは違う病院で手術をする予定でしたが、手術までかなり待たなければならないことが判りました。私はなるべく早くに手術をしてもらいたかったのですが、そのためには自分で病院を探さなければなりませんでした。時間的な余裕がない中でしたが、神様に祈りつつ、勤務先の医師に相談したところ、親身になって病院を探して下さり、現在の病院と主治医を紹介してもらえることになりました。初診の際、前の病院よりも2週間程早く手術が可能であることや安心してお任せできそうな医師だったので、迷いなく病院を決定することができました。主が導き、最善の病院を備えて下さったことに感謝致します。2つ目は、経済的なことです。実は私は独身の時にがん保険に入っていました。その時はとりあえずという軽い気持ちで入ったもので、将来必要となるなんて全く思いもしませんでした。しかし、神様は全てをご存知で、経済的な面でも前もって備え助けて下さったことに感謝致します。
病気になったことや治療は辛かったし、私にとって試練の時でしたが、主が共にいて立ち向かう力も乗り越える力も与えて下さいました。また、いつも私と共にいて下さる主は、「備えてくださる主」でもありました!そのことに気づくことができ、主の素晴らしさを知り体験できたことに感謝致します。 現在、手足の痛みとしびれは残っていますが、体調を崩すことなく体力もだいぶ回復してきていると感じる毎日です。これから先のこと、将来のことは、分からないからこそ不安に思うこともありますが、確かなことは、神様は全てをご存知だということです。どんな時にも共にいて下さる主は、良いお方です。悲しみを賛美に変え、必要を備え、最善へと導いて下さる主を見上げ、みことばを握り、信じ、信頼してこれからも歩んでいきたいと思います! 全ての栄光を主にお返しし、証しとさせていただきます。
だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。マタイ6:33~34

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